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本を読む

ショウペンハウエル
知性とは


投資家たるもの、より多くを学び、より多くを体験しなければならない。本ばかりを読んでいると馬鹿になるとドイツの哲学者ショウペン・ハウエルが言っている。「読書は思索の代用品にすぎない」と。思索こそが最も大切な事であるという事だ。しかし私は恐れながらも異を唱える。

下の図を見て欲しい


思索と体験、知識が三位一体となって初めて知性となる


と私は思うのだが、あなたはどう思うのだろうか?

思索・体験・知識どれが欠けても知性たりえない。中国の諺に大人(タイジン)という言葉がある。

大人になるには痛い思い、悲しい思い、辛い思い、美味しい思い全てを味わってこそ大人となれるとある。この諺は知性と通じる所があるのではないか?思索だけでは知性とならない。
まあショウペンハウエルはこの部分はあえて説明しなかったのかもしれない。



投資において、良質のパフォーマンスを得ようとするのならば思索と体験、知識は三位一体とならなければならない。知性を高めてこそアウトプットする投資選択眼は研ぎ澄まされるというものだ。

本やネットというのは思索の代用品というのは先に述べた通りだが、さらにクリティカル・シンキングのように思索自体をテクニカルに検証したり、知識を得たり、疑似体験を得る為に有効なツールとなりうる。






本とは人類の成功と失敗を記した膨大な臨床実験のデータである




これを活用しない手はない。本を読むものは擬似的に人生を何度も体験できる。



身近な所では相場の体験談であろうか。成功談ばかりに目が行きがちだが失敗談にも相当の価値がある。なぜならば避けるべき道がわかるからであり、成功者と同じ方法をとって失敗した者がいるという事がわかるからである。その場合同じ方法をとって成否がわかれるのならば、運のよしあしで結果が出たという事だ。


それを真似してはいけない。
私がなぜ情報を売るのか」というコラムにも書いているが、自分自身の運命を運に委ねない選択をするべきなのだ。


孫子の諺「勝ちやすきを勝て、勝つべくして勝て」である。


書物なき部屋は魂なき肉体のごとし

キケロ




貴方が選ぶ道は1つである




成功には2種類ある

・成功するべくして成功したもの
たまたま運がよかったので成功したもの


失敗にも2種類ある

たまたま運が悪く失敗したもの
失敗するべくして失敗したもの



必ず成功するには、成功するべくして成功したものを見習う必要がある。それを見抜く為に失敗談・成功談両方をたくさん見る必要があるわけだ。

たまたま運が良かったから成功してしまったという例は見習うべきではない。







優れた成果を出す為に・・・・


例えば世界的に有名な投機家ジョージ・ソロスの元相棒であるジム・ロジャーズは「世界を見る為に旅に出ろ」と言っている。

















旅に出る事でいろいろな体験を出来る。ジム・ロジャーズの場合は彼の頭の中に存在する膨大な知識と新たな体験が旅の合間に行なう思索と結びつき、とても独創的で魅力的な知性ある人物となるわけである。
その後は、多くの投資家のご存知の通り、彼は偉大なる投資家と呼ばれる投資のパフォーマンスを叩き出す。









成功を望むのなら、成功談・失敗談数多く読み、思考技術に関する本を読むといいだろう。またそれだけではなくより多くの経験を得ると良い。
さらに定期的に散歩する時間をとっておくと良い。思索には欠かせない時間となるはずだ。一人旅も楽しく為になるだろう。



世界は一冊の本だ。旅をしないものはその本を一頁しか読めないだろう。

アウグスティヌス



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