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デジタル資産を守る(2)



デジタルマネーを守れ


デジタル資産を守る。今回で2回目となる、前回はPCのデータの保存を色々考えたが、今回は盗難対策について学んでいこう。通常インターネットを介した株の売買で資産家ともなればパソコンで扱う金額は数億円になるだろう。もし証券会社の暗証番号が盗まれたらどうなるのだろうか?

お金を引き出されるリスクもあるし、まかり間違って預託資産で糞株を成り行き全力買いなどされたらどうなるであろうか?さらには信用買いや信用売り、先物取引で満玉貼りでもされたら借金を負う可能性まで出てくる。

このようにして貴方のお金を相場を介して盗む事は可能なのだ、この手の犯罪はメジャーではないが、今後犯罪者が味をしめ急増するのは宿命といっていい。なにせデジタルデータの価格は急上昇していく一方であるからだ



盗難には2種類ある


さて脅しが十分に効いた所で、対策を考えてみよう。デジタルデータの盗難には2種類ある、物理的な盗難とネットワークを介しての盗難である。

物理的な盗難とは、パソコンが直接盗まれる。泥棒が貴方のパソコンを直接その場で操作してお金を引き出したり、データを盗んだり、倒産寸前の糞株を全力買いする事などだ。これを防ぐには、泥棒を家に入れない一般の防犯対策とパソコンに起動認証(パスワード)を取り付ける事だろう。最近では指紋で認証を行なう装置も安価で売っているので導入してみてもいいだろう。

これだけでもリスクはぐっと減る事になるが、出来ればもう一歩防犯対策を施したい、金庫である。投資家にとって家にある最も高級な物はPCである。人にもよるが金庫に眠る現金や貴金属とPCのデジタルデータと比べるとPCのデジタルデータのほうがはるかに多くの金額が眠っているのではないか?

サーバー用の鍵付きケースが販売されているので資金的に余裕があればぜひ導入して欲しい。本来ならこれでも不十分で本格的な金庫タイプのサーバーケースが待ち望まれる。ビジネスを志す人はこれを作って販売してはいかがだろうか?ニッチ産業である上に需要は増大していく一方である。



さて物理的盗難対策が整ったら、次はインターネットを介しての盗難対策である。ウィルス・トロイの木馬・ハッキング(クラッキング)・セキュリティーホール。危険だらけである、本来ならば家庭ユースで使う分にはそれほど気にしなくてもいいと私は思っているのだが、なにせ投資家は大金を扱うのである。もはや家庭用途とはいえないだろう、投資は仕事であり人生である。しかしながら


根本的な対策


は意外と簡単なのである、どうするか?答えは

「取引専用のパソコンを用意する」という事だ

取引専用パソコンは無駄な事を一切しない、純粋に売買専用に使ってもらいたい。チャートを見たいからチャートソフトをインストールしたり、ちょっと株価を見たいからといってヤフーサイトを見たりしてはいけない。

メールも読んではいけない。それをやる事によってウィルス感染や誰かに覗き見られる可能性がぐっとアップする。まかり間違ってアングラサイトやアダルトサイトなどに行ってはいけない。

そういう事をしたいのならば別のパソコンを使って欲しい。接続するのは証券会社のログインのみ、用が終わったらさっさと接続を切るようにしたい。

そうする事によって驚異的に被害確率は減少するだろう。なお取引専用パソコンは安物で十分である。性能は必要最低限で十分だ、なんなら今のパソコンを再インストールし直して取引専用パソコンにして、新型PCを購入してメインのパソコンとして使うというのはいかがだろうか?



次にウィルス探知ソフトはあまり当てにならないように思う。新種のウィルスは探知できないのだしウィルス駆除ソフト自体がウィルスに感染していたなんて笑えない事件まであったりして。

それよりも駆除ソフトがいらない環境を作るほうが大事だ。感染などするわけがない状況のほうがよっぽど大事である。ただしどうしても不安ならインストールしておくといい。

それに最も警戒すべきはスパイウェアである、スパイウェアはPCを破壊しない、データを見るだけである。不法者が貴方のパソコンを監視しているかもしれない。貴方のキーボードの入力記録などを収集したりする。

通常ハイテクは犯罪者のような人々が扱えない代物ではあるが、インターネットが全世界に繋がっている今、例えばロシア人マフィアが金融電子化の流れに着目し投資家に狙いを定めないとも限らない。

むやみやたらにアクセスしてはいけないし、ソフトも入れるべからず。スパイウェアについてはここを見るといい。


ネットで犯罪を完結させない


次に、もし仮にパスワードが破られた時の事を想定して証券会社のお金の出し入れをする銀行口座はオンライン非対応のほうが良い。オンラインで完結してしまうとデジタル犯罪は行ないやすい。お金を下ろすのに店頭まで行く必要があるようにすると犯罪にあう確率はぐっと減る。どうしてもオンライン対応銀行口座を使いたいのなら



という風にすればいい。最もリスクが高いのは出口の沢山ある銀行のオンライン口座だ。

また糞株全力買いについてだが残念ながら現在の所手立てはない。扱う金額が大きければ証券口座を分散せるなどして対応するのが良いと思う。

その際パスワードを同じにしてはいけない。なお簡単なパスワード作成法をここで披露する、例えば、「TOUSIKA」をキーボード2文字ずつ右にそらせば「u@ofp;a」となる。即席の暗号である、4桁の数字なら誕生日の5月22日「0522」とすると「0744」となる、ひょっとするとこれさえもプログラムによって解析されてしまう場合もありうるので、結局辞書にない単語、自分だけの言葉が一番安全なのだろう

オンライン上にパスワードを記録しておく事は危険なので、よほど記憶力が良い人以外、パスワードを紙にメモする事になると思うがそのメモに上記のような暗号(右に文字をずらす)を施すとなお安全になるだろう

無精者の場合、それでもテキストベースにパスワードをメモする事と思うが、あまり安直な書き方はやめたほうがいい。パソコンを覗き見られて検索にかけられたら全部筒抜けだ。

またテキストに保存するならフォルダごとロックしておくソフトが存在するので一度お試しあれ(アプリケーション:秘密のフォルダ




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