ホーム > > > とくしゅう > > > 阿藤寛コラム 経済オンチな日本人

経済オンチな日本人

日本人は経済オンチです。
経済オンチだったせいで、バブルははじけ、未曾有の不況時代を招くことになりました。今、景気は良くなってきているといわれています。しかし、庶民レベルでそれを感じることはあまりないのではないでしょうか。

これも日本人が経済オンチなせいです。

そもそも日本は、政府の借金は膨らんでいるものの、貿易黒字はまだまだ健在ですし、民間の資産も1400兆円もあるといわれています。
お金はあるはずなのです。
これで不況だ、不景気だといっているので、他国はわけがわかりません。
そう本当はお金はあるのです。
ただ、日本人に決定的に欠けているものがあります。
それが、投資や金銭の教育です。
それがないがゆえに、経済オンチであり、お金を生かしきれないのです。
日本が経済オンチだということに納得ができないですか?
確かに日本は、戦後の焼け野原から驚異的な高度経済成長を果たし、世界でアメリカに次ぐ経済規模を誇るに至りました。

しかし、それは単に日本人が世界一勤勉だったからなのです。日本人の経済観念が優れていたわけでは決してありません。もし、日本人の経済観念が発達していれば、たとえバブルが弾けたとはいえ、今まで不良債権を引きずって、お金がある中での不況というわけのわからない状態に陥るわけがありません。

さらに、日本が豊かになってきた過程であがってきた賃金水準は、発展途上国の何倍にもなっています。中国の貧しい農村部などと比べると10〜100倍差があるとまでいわれています。
勤勉さだけで、この差を埋めることができるでしょうか。
単純労働ならば、賃金が安いところに仕事がいくのは、必然です。

そして、現在その勤勉さを担ってきた中心的存在である団塊の世代が引退の時期を迎えつつあります。その後に続くゆとり教育で育ってきた、ただでさえ少ない若年世代がどこまでその勤勉さをキープできるのか疑わしいものがあります。

このままでは、この日本という国自体が危険です。今までのやりかたでは通用しない時点に来ているのです。

この危険を回避する方法が一つだけあります。
それが、日本人が経済オンチをやめる、ということです。

日本の投資や金銭教育は、欧米諸国に比べて数十年は遅れています。
しかし、この遅れを政府や教育機関の指導にまかせていては、いつまでたっても追いつけません。今この瞬間に教育にそれを織り込んでも、その人材が社会に出るのはまた先の話です。そんなことをしてる間に日本は沈没してしまうかもしれません。

一刻も早く、この国のレベルを上げなければなりません。
それを担うのが、今この文章を読んでいるあなたのような、お金や投資について興味を持っている人たちです。

今リアルタイムですごいことが起こりつつあります。
インターネットを通した新しい人々のつながりです。
ニュースなどで、個人投資家が急増していることはよく伝えられています。

そのなかでも特に、バリュー投資という投資法を通じて集まった人々のなかでは強力なコミュニティーができつつあります。
お互いが情報交換し、向上して、資産を積み上げつつあります。その発想は発展して強化されつつあります。
バリュー投資を学べば、経済の本質が見えてきます。
その経済の本質こそが、日本が経済オンチから脱するために必要なものなのです。

あなたが儲けることこそが、この国の経済発展を支えるということを心に留めておいてください。






ホーム > > > とくしゅう > > > 阿藤寛コラム「複利シリーズ」