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バリュー投資家に求められる資質


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いわゆる一般に頭が良いといわれる人達の中に、バリュー投資を理解できない人が何割かいるようです。これは長年の疑問なのですが、推測するに

哲学的な資質あるいは坊主的な資質」を持っているかどうかなのだけじゃないかと思います。高度な哲学的資質を求められるとかではなくて、100%が哲学の天才だとすれば、1%か0.1%の資質を持っているだけで理解できるかできないかの違いだけのように思います。

(人には様々な特性があり、ない物はどれだけ探してもない場合があります。私も足りない部分が沢山ありそうです)



あとは、簡単な会計や小学生レベルの数字を見る力。社会一般的な経済常識、こんな程度なんじゃないかと思います。








人工ダイヤモンド


2/22




ウィキペディアより引用


人工ダイヤモンド


近年では合成技術の向上により、透明度等が天然物と同等な品質の良い大型の人工ダイヤモンドを合成する事が技術的には可能となっているが、天然物との識別が困難な為、安価な合成物が出回るとダイヤモンド市場を暴落させ、ダイヤモンドの資産価値を無くしてしまう危惧がある。


このため、ダイヤモンド・シンジケートのデ・ビアスと合成技術を持つ企業とが協定を結び、合成するダイヤモンドには不純物を入れて着色し宝石としての価値を下げている。

なお、ソビエト連邦崩壊直前に大量のソビエト連邦産ダイヤモンドが市場に出回ったが、産出量から考えると、これは人工ダイヤモンドだったのではないのかとの疑惑があった。現在、市販されている合成ダイヤモンドと呼ばれる宝飾品は、反射の具合などは非常によく似せているが、組成も物性もダイヤモンドとは違うものになっている。





人工ダイヤかどうかを見分けるには、微量についた金属を金属探知機を使って検査するなんて方法があるそうです。僕の知り合いの女性曰く

天然物のダイヤより人工ダイヤこそダイヤモンドの純度が高く最も価値があるでしょ

なんていう人もいます。ただ残念ながら、上記の協定のように高品質の人工ダイヤは流通していないようですね。






「芸術起業論」を書いた村上隆氏にも通じる所がありますね。よく言えば、購入者・投資家の価値を守る。悪く言えばボッタクリ。富をめぐって情報戦が日夜世界中の舞台裏で繰り広げられているという事です。





日々感じる事として、物には価値を感じて情報に価値を感じないのは、巡り巡って消費者が最も損をしているのではないかと思います。


一例として、コマーシャルを見る代わりとして、テレビの受信料を払わない事。これって結局消費者が一番損をしているんですよ。


番組の製作コストと利益を回収する為に、物を売らなければならない。必要な物ならいいけど、実際には付加価値と称して割高な商品を無駄な量を買わせる。そうでなければ、番組は維持できない。ショッピングハイ(ショッピングジャンキー)にさせる事でようやく企業と番組は利益と製作コストを回収できるわけです。


本来ならスマートに番組の料金を払えば、無駄な磨耗コストなど生じずにお互い欲しい物をトレードできるのに、現実はそうじゃない。




ダイヤモンドの話はその代表的な一例。他にももっともっと沢山ある。

例えば、生命保険。いらない物の代表格です。(否定的に書いていますが、必要な場合も当然あります。)




ただこの「生命保険は意味がない、何故ならば・・・・」という類の情報はお金にならない。本来ならば、「生命保険は意味がない、何故ならば・・・・」という情報を貴方に教えても「ありがとう」の一言で終わってしまう。


ここに大きな歪みがあると思いませんか?本来ならば、涙を流して




「ありがとう、いい情報を教えてくれたね。」

「ここに100万円ある。情報の対価だ。受け取ってくれたまえ」


となってもおかしくはないと思います。生命保険はいらないという情報は現実に、貴方にそれだけのリターンを与える情報だからです。しかし、現実は「ありがとう」の一言なのです。


だから「生命保険は意味がない、何故ならば・・・・」という情報は熱心にテレビで放映されたり、セールスマンが教えてくれる事はありません。何故なら儲けにならないからです。




そんな事よりも結局の所、テレビのスイッチをつければ保険会社のCMが流れ、別のチャンネルでは「ダイヤモンドは永遠の・・・・」というキャッチフレーズが流れるわけです。



貴方がそんな類の情報に騙されないと思っても、身の回りの人達はどうでしょうか?

「お前、つまらない事いうなよ」


なんていう一言で撃沈してしまったりします。経済合理性の名の下にどれだけ孤独を貫けるものでしょうか?結局の所、それが馬鹿げた行為であったとしても、周囲に合わせるのが現実的な合理性となるのです。









投資で勝つ為の原理原則は極めて単純です。このコラムには、私が10年かけて掴んだ情報が詰まっています。投資の本質を掴む事で、貴方の貴重な時間を節約し、投資パフォーマンスを大きくする為に情報に投資してみませんか?

10年後の将来の為に行動してみませんか?短期的視点を捨て去り、長期的視点に立つ事こそラットレースを抜け出す道です。








スティール・パートナーズ

2/17

ケイマン諸島に本拠地を置く「スティール・パートナーズ」が サッポロホールディングス にTOBを仕掛けたようです。


TOBの対象となったサッポロの財務を少しだけ見てみたんですが、自己資本比率が低く(19.3%)有利子負債も膨大なんですね。

ぱっと見た感じではこれは明らかにバリュー株じゃないですよね?




サッポロホールディングスを精査したわけではないので、断定は出来ませんが今までの過去を振り返るに





「売り逃げ」








の可能性が高いように思います。だって単なる財務ぼろぼろの割高株ですよね?皆さんもそう思いませんか?





バリューの概念を逸脱して、仕手をはじめるようになるとそのファンドは曲がり角という法則が出来上がるのでしょうか?









それと、毎回脅しではハッタリTOBも効果は出ないので

たまには本気で買収するという所を見せておかないと脅しは効かないものです。そういう面から考えると本気で買収する可能性もあるかもしれませんね。ただし凄く可能性は低そうですが。







(権威とは、暴力機関の裏づけがあって初めて効果を発揮するものだそうです)





貴方は何に酔うのか?(2)

2/11


何かに熱中して酔う事は、非常に行動力があります。



酔った結果、その行動が正しい時それは大きな成果をあげます。

典型的な例は、天才。科学者は猛烈に熱中し、何かの新しい発見や発明を成し遂げます。



しかしこれは、天才的な熱中の才能、あるいは貴方にぴったりハマった時の趣味に限ります。



悲しい事に大抵の事は、飽きます。



普通の人にとって、


長期に渡って酔い続けられる事などほとんどない


のです。




普通の趣味なら持って一年、命を懸けた壮絶な恋愛でさえも5年。株ならば2年くらいでしょうか.....。





何かを成し遂げようとする時は決まってモチベーションの高い時です。しかしこのモチベーションが高い時に考える事は危ういです。



人の興味はいつまでも続きません。モチベーションが続くのは、よっぽどの幸運に恵まれた時と、必要に迫られた時でしょう。



あるいは、そのつまらない行動が


戦略的に最もリターンと理解した時です。


なかなか難しい事ですが、習慣化してしまうという手もあります。








まあ、要するに貴方に何が言いたいかというと・・・・・・



飽きる事を前提に物事を成していくという事です。





あくびが出るほど退屈






飽きてその後やらないような事は、初めからやらないほうが良いって事です。
(体験を得るとか、その場を楽しみたいとかは別の話。今回は実利の話です。)




長期的に最もリターンが高くなるのは、飽きてしまった後の話ですからね。そこまで長期的に考えて一手をうっていくと人生は地味に、しかし飛躍的に大きく変っていくのです。






貴方は何に酔うのか?

2/4





「 若さとはワインを飲まずして酔っている状態なのだ 」



(ゲーテ)





という言葉があります。若い時にはワインを飲まずして常にハイテンションであるという事です。



酔いとは情熱の世界です。非常にハッピーであり、主観的な世界観です。感性の世界であり、右脳的な世界です。


見るものは美しく、希望に溢れています。世界はキラキラしていて、無限の可能性を秘めているように思えます。




しかし反面、右脳の世界は騙されやすいというデメリットもあります。詐欺師が最も跳梁跋扈する世界でもあります。


投資の世界を見ると

人が酔う所に利益率が高い産業が密集しています。



キャバクラ、風俗

ギャンブル

結婚式

住宅産業

自動車

ファッション業界

食事





色ボケ、物欲、見栄.......

まあいろいろな欲望がありますが、結局の所何かに酔っているわけです。



私自身の失敗経験も含め、一ついえることがあります。

酔うと正論が通用しない

という事です。



ギャンブルなんか統計論の基礎をかじり期待値を計算すれば、勝ち目がない事なんかすぐ分るはずです。(例外的に勝つ方法もあるんですが)


しかし、その勝ち目がないっていう正論もギャンブルにハマる人には通じません。結局これは酔っているからです。





酔う事自体には価値があります。人生を楽しくするには何かに打ち込める事が必要だからです。言わば愛の世界です。これは否定しないほうが良いと思います。








さて反対のしらふの世界。
客観的な世界です。


これは酔っていない世界です。左脳的な世界です。


左脳の世界は批判的であり、退屈です。世界はキラキラなんてしていません。退屈が支配する日常です。今日も決まりきった行動が貴方を待っています。ハッピーでもありません。人生の限界は自ずと計算から見えています。毎日がつまらないです。


左脳の世界には、詐欺師が跳梁跋扈していません。誰もが数値化して行動する社会では、人を騙すのも一苦労です。



正論が通用し、誤りは直ちに是正しようとする態度を持っています。





思うに、自分の酔う分野をコントロールしないと人生は悲惨です。貴方が何に酔うかで人生は決まると思います。企業はお金になる分野に本気になってコマーシャルを仕掛けます。そこには優秀な人材を揃え、多額の資金を投じ貴方を酔わせようとします。

主体的に酔う分野をコントロールしなければなりません。










投資の神様バフェットを振り返ってみましょう。彼が酔っているのは

コカコーラ、チョコレート、アイスクリーム、トランプゲームのブリッジ

くらいです。冗談みたいなお子様趣味ですが、非常に低コストでありコントロールされています。



しかも

彼の投資行動は全く酔っていません。






退屈極まりない決まりきったルーチンワークを淡々とこなす。これこそが彼を全米屈指の億万長者にのし上げ、不動の地位を築いた舞台裏です。


グレアムもそうですが、バフェットは


野望が熱く煮えたぎる投機の世界で

数値を比較し淡々としらふのプレーをやり続けたという事です。



これこそが投資において繁栄を続ける秘訣と思います。私の経験の話ですが、投資に燃えている時期はそれほどリターンをあげられないものです。



正しい知識を得て、投資に慣れて淡々とプレーをするようになるにしたがい、興味も失せたはずなのに

資産は増大していく

という現象がおこります。


また他の分野でも、興味も失せてもやり続ける事にリターンが多い事が集中しているのではないでしょうか。熱くなる事はハッピーで充実しているのですが、客観的に最もリターンが高いのは、興味も失せ淡々と行動するようになった時だと思います。









投資で勝つ為の原理原則は極めて単純です。このコラムには、私が10年かけて掴んだ情報が詰まっています。投資の本質を掴む事で、貴方の貴重な時間を節約し、投資パフォーマンスを大きくする為に情報に投資してみませんか?

10年後の将来の為に行動してみませんか?短期的視点を捨て去り、長期的視点に立つ事こそラットレースを抜け出す道です。