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今年の一冊


12/31

今年も終ろうとしています。それなりに本を読んだと思うのですが、今年最も良かった本を紹介しようと思います。


2回読み返してみて、さらに内容の凄さに驚きました。理解していたつもりで、結構中身をスルーしていた事に気づいたのです。



株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす



ジェレミー・シーゲル 著




有利な投資先企業の条件、現在のインターネットの状況........



私が、ここ最近自分で発見したと思う事を


既に書いてある


という衝撃的な内容でした。


(例えば、設備投資比率が高い業界ほど、呆れるほど投資リターンが低いなど。世間一般のイメージとは異なる現実を示唆してくれる)

(本書にあるサウスウェスト航空の話は、人間の限界を突く最高の戦略だと思います)




非常におすすめの一冊です。






次はジョントレインのファンドマネージャーを読み返してみようと思います。


PS



今年は最後の最後で、主力株が地雷を踏みました......。投資先の一つが-67%の下落。


今年のパフォーマンスは、結果マイナス1%程度です。生活費を計算に入れていないので、実質は若干プラスだったかもしれません。




配当で十分に飯を食える相場になってきました。








投資で勝つ為の原理原則は極めて単純です。このコラムには、私が10年かけて掴んだ情報が詰まっています。投資の本質を掴む事で、貴方の貴重な時間を節約し、投資パフォーマンスを大きくする為に情報に投資してみませんか?

10年後の将来の為に行動してみませんか?短期的視点を捨て去り、長期的視点に立つ事こそラットレースを抜け出す道です。














季節変動性の考察

12/26

シーゲル博士の本を読んでいました。その中で一つ気になる点が.....

1月はリターンが高く

9月はリターンが低い

過去100年&世界中の株式市場の統計に見られる傾向である。何故このような事が未だに続くのかが分らないという類のコメントがありました。さて今年の9月は、暴落相場でした。

1月はどうなるんでしょうかね。当たるも八卦、当たらぬも八卦。



その他にも、

週末は割高になり、週はじめは割安となる。これらの戦略は、取引コストがかかる為必ずしも有効とは言えない。しかし、新規資金を投入する場合は、この戦略を使ったほうがいいかもしれない


と書いてありました。


バリューの原則とは何にも関係ないのですが、特段取引コストがかからないのであれば、これらのアノマリー現象を占いの道具に使っても良いと思います。

アービトラージとは相反しないので、間違っていても損失は発生しない。という所がポイント。





円安円高の考察


12/17


一般常識として


円安は輸出企業に良い


円高は輸出企業に悪い



と言われます。よくよく考えてみました。それもたぶん




10年くらい。延々と。



ドルで商品を販売するわけだから、一般に円が安くなったほうが儲かるじゃん♪ってのが一般認識だと思います。


でももう一歩踏み込んでみて、


本質的に、通貨安・通貨高がどういった作用をもたらして


企業収益を左右しているのか?


本質的・根源的・そして長期的作用について考えている本やブログに出合ったことがありません。(私の不勉強で、経済学ではすでに深く論じられているかもしれません)







いわば、一般的に言われている円安・円高論は


短期的視点からの意見



という事です。

ウィキペディア参照





円が安くなったって、輸入する資材が騰がってしまうわけだから、ニュートラルに考えれば通貨の動きには左右されないはずです。(資源の輸入で損 + 製品の売却で得 =プラスマイナス 0)





関係あるとすれば、例えばトヨタ自動車が倉庫にしまってある在庫を吐き出すまでの過程のみ。だから円安、円高は長期的に関係ないじゃん。


と思っていました。



でも最近は、もう一段階先の視点にたどり着きました。


長期的な影響についてです。円安、円高が輸出企業にどのような影響を与えるのか、そのカラクリは何なのか?という事です。


モヤモヤとした霧が晴れた気分になりました。円安・円高の大事とおぼしきファクターを掴んだからです(まあ、あくまで私がそう思っているだけですが)




結論を書きましょう。円安、円高で


ズバリ重要なのは、賃金です。



円安・円高は、賃金というファクターを左右するという事です。我々日本人は、賃金を貰う際、毎年ドルベースで給料を確認したりしません。円高だろうが、円安であろうが日本円の額で賃金を評価します。



これが長期的な輸出企業の収益を、左右する強力なファクターだと推論します。



一つ論じると、1950年から1970年までは日本のGDP成長率は極めて高かったです(8%くらい)。





猛烈労働、勤勉


という商品を安価に売っていた頃は大儲けしていたわけです。人的資源を製品に投入して、輸出し鞘取りしていたわけです。この鞘取りが上手くいっている間は、日本株は凄まじい上昇をしたのです。(私はそう思ってます)






そして、ニクソンショックでドルが切り下げられると円の価値は高騰します。この裏側には、ドルベースでの日本人の賃金の上昇があったのです。


「猛烈労働、勤勉」という質の良いコモディティは、ドル高によって値上がりしてしまったという訳です。


そして日本のGDP成長率は平均4%程度の成長率に低下します。そしてこの頃から、日本企業の収益上昇はストップします。100倍株や一万倍株がジャンジャン出ていたのは、1945年〜1970年ごろまでです。



ここで労働資源の鞘取りはストップしたという事です。鞘取り戦略は、機能しなくなったという事です。この頃より、アジア諸国の台頭が始まります。




猛烈労働、勤勉

というコモディティを日本より安価に提供する国が出始めたからです。(韓国、台湾)




そして、日本の企業収益の上昇はストップしたにも関わらず、株価は騰がっていきます。PERだけが上を向き、1989年のバブル崩壊まで株価だけが騰がっていったのです。


(80年代のバブル景気はイメージと裏腹に大して企業収益はあがっていません)






というわけで、経済という大きなファクターを円高、円安だけで論じる事は出来ませんが


円安は、輸出企業に +

円高は、輸出企業に -

というのは、長期的に当たっていると思うのです。



(ただし最近は、海外展開する企業が増えてきたので、以前ほど関係無くなって来ていると思います。)

(それに以前のように、安さを主力に勝負するような輸出企業は、減っていると思います。今は付加価値戦略)




トルコより帰国しました。


12/4



トルコ旅行記アップしました。宜しければご覧下さい。













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