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チンケな事が世界を幸せにする


2008/7/28


7/25 の「美しく見える行動」 が、世界を救うのだろうか? のテーマは、100円寿司のあきんどスシローにも通じる所があります。


100円寿司のあきんどスシローは100円の割には、美味しい寿司を提供してくれます。




醤油皿を提供せず、極力サービスを省く事で、最大限のバリューを提供してくれています。ライバル会社のくら寿司もそれに負けじと素晴らしい。





さて、こんな地味な事を国家の官僚や政治家が、考えて実行できたでしょうか?


例えば


醤油皿を提供しない事で価値を創造する





という極めてチンケな事を考えつき、それを実行できた人はどれだけいたでしょうか?そうです、こんなチンケと思えるアイデアが、我々日本人の実質的な可処分所得を激増させたのです。



とくに、所得の低い寿司好きなお年寄りにとっては、凄まじい効果を発揮しました。顧客はスシローによって




大きな豊かさを得たのです。






人々を豊かにする、そして救うのは、何もかっこいいと思われる事ばかりや、美しそうに見える事ばかりではないのです。









「美しく見える行動」 が、世界を救うのだろうか?


2008/7/25




世界では、食料が不足して明日の食べるご飯すらない人々が沢山いるのだそうです。それは、とても悲しい事であり、解決していかなければならない問題であると思います。


明日の食料に困る子供たちを救う為に、無償で食料を提供したり医薬品を届ける為の団体が日本をふくめ世界中にあります。これらの博愛思想はとても素晴らしく、同じ人間として心が温まりそんな人々を誇らしく感じます。


その気持ちは、

本当に素晴らしいと思います。



しかし、その反面この博愛思想は、爆発的な人口増加をもたらし、アフリカの国々に








人口問題解消の合理的な対策としての



戦争や民族浄化






をもたらしてきたという側面にも、目を背けてはならないと思います。






以前なら病弱な子供は、マラリアや栄養失調といった自然の調節機能によって、死亡する事によって人口増加を抑制し一定数に保ってきました。


この大自然に任せた人口抑制策がよい事なのか、悪い事なのかは判断が難しい所です。


しかし、一つだけ思う事があります。中途半端な援助により人口増加を加速させ



絶望的な環境に追いやり、人口調整の最終手段の民族浄化や戦争に追い込むよりかは、何もしないほうがマシと思うのです。



子供達を救う必要も感じますが、同時に人口抑制策も積極的に進めていかなければらないと思います。




その為には、例えば



アフリカの恵まれない低所得の成人男性に




インターネットマシンを提供し、ポルノを閲覧させる。



とか




国際的な資金援助を元に、人口爆発区域で娼婦を雇い低価格で提供、あるいは無償で提供する。




とか




航空機を使い、アダルト雑誌と避妊具をばら撒く




など



なーんにも、





かっこよくも美しくもない行為が必要と感じます。








慈善活動に投じる人々は、こんな汚れ役である行為に自らのお金を投じる事が出来るでしょうか?たとえこれらの所にお金を投じても、情けなくて誰にも自慢もできず、逆に後ろ指を差される事にもなりかねません。






以上提示した行動が正しいかどうかは、分りませんが



このような物凄くかっこ悪い行為





にこそ、本当に必要な事が多く含まれていると思います。















社会に必要な事業が、投資に向いているとは限らない。

7/22




皆さんは、ナップスターという会社をご存知でしょうか?




ナップスターというのは、インターネットを使った音楽配信事業を行う会社の事です。





インターネットバブルの当時、この会社は光り輝いていました。



この会社のサービスは掛け値なく本当に凄いのです。




何が凄いかと言うと、定額で世界中の音楽を聴き放題できるのです。大手の音楽版権を持つ会社やミュージシャンを取り込み、大きな話題を提供しました。


私は、時々このサービスを使って自分の好きな音楽を探したりします。相当に便利であり、魅力的なサービスを提供しています。何故、これ以上普及しないのか、不思議でならないほどです。




西暦2000年当時、この会社の将来は相当に明るく見えました。今でも潜在的な市場の大きさは莫大であり、拡大余地はかなりのものです。


しかし、現実を見ればこの会社は全然儲かっていません。


2008年業績

売上げ 1.27億ドル 当期純利益 -0.16億ドル


株価は、高値の25ドルから安値1.46ドルまでに落ちてしまいました。




華々しい将来とはかけ離れています。

しかもこの会社は、そこら辺のドットコム企業とは一線を画す社会にとって本当に必要な企業だったにもかかわらずです。


レボリューションのド直球の企業がこの状態です。




将来の見通しというのは、非常に重要ですが、投資にとってそれ以上に大切な事があります。


それは



現時点(あるいは過去)で、稼げているかどうかという事です。


このステップを飛ばすと非常に危うい推論のゲームとなります。ネットバブル当時、誰がナップスターの先行きは危ういと思えたのでしょうか?少なくとも私には無理です。現段階でもナップスターの将来は明るく思えます。

しかし、現実には現段階で稼げていないのです。これは非常に大きな事実です。

(ただしそうは言っても、身近に使う企業に投資するというのは、過去を知る限りかなり有効な投資手法です)











次、かつらメーカーのプロピア「ヘアコンタクト」をご存知でしょうか?



つい先日、プロピア株式会社が東京地裁に民事再生法を申請しました。負債総額は43億7500万円。


上場会社ではないので、分析した事はありませんが、CMを見る限り将来性は極めて有望な事業だと思っていました。それがまさかの倒産です。







投資家というのは、事業の拡大余地を過大に評価してしまう気質があるように思います。成長性に対して拡大なプレミアムを払ってしまいがち。

大事な要素は他にもあるのですが、そこをすっ飛ばして事業の需要のみに注目してしまいがちなんじゃないでしょうか。


何が大事かといえば、財務は頑健なのかとか、適正な利幅を確保しフリーキャッシュフローは確保できるのかとか、株主への姿勢だとか、従業員は真面目に働くのかとか、代替の利かない商品なのかとかです。







雑誌などでは、視聴数を稼ぐ為(需要に応じる為に)に、


儲かっている企業ではなく


社会にとって必要な企業を前面にプッシュします。



社会にとって必要な企業は、社会に大きなリターンを与えるでしょうが、投資家に報いるとは限りません。むしろその逆のケースすら多いように思います。





世界を救う美しい投資というのは、実利を追いかける投資家にとっては、鬼門になりがち。





何故、バフェットはコカコーラに投資したり、金融、煙草会社に投資したりするのでしょうか?今一度深く考えてみる余地は大きそうです。








PS

音楽好きな方は、ナップスターを是非使ってみましょう。洋楽中心ではありますが、邦楽もそれなりに揃っています。

私は、Naomi & Goro をナップスターで見つけて気に入ってしまいました。「ほかのメンバーはこういう音楽も聴いています。」機能はかなり使えます。例えば、ブラジル人歌手にこんな素晴らしい人がいたんだーってな具合で新しい発見がありますよ(^^。









原油高を予想できたのか?

2008/7/5


資源価格が連日連夜、信じられないほどの高値をつけています。さて資源高、原油高を数年前に予見できたのでしょうか?


それは中々難しいというのが、一つの答えです。



しかしいくつかのサインは出ていました。





サインその1


一つは、インターネットを初めとする技術革新により、発展途上国の経済成長がめまぐるしく進んでいました。中国のみならず、その他の途上国でも平均して5%以上の国民所得が向上する経済発展を成し遂げていました。

これは、各国の発表する経済統計を見れば一目瞭然です。経済統計を信用できるかどうかの問題もありますが、それを鵜呑みにするならば、極めて大きな成長が途上国を中心としてこの数年〜10年間起こっていました。





サインその2


グローバル企業の長期に渡る躍進。トヨタやナイキなどの超大手企業が、毎年増収増益を繰り返していました。国内発展余地は限られているにも関わらず、海外からの収益を大きくしていきました。


これらグローバル企業は、どこかの成長によって大きく市場を切り開いていったという事になります。そしてそれは、世界経済の発展からの収益拡大です。





サインその3


原油価格・超長期チャート(1974年〜2008年)を見れば分るように、過去には大相場がありました。第二次石油ショックを引き起こした原因は、日本の急速な経済発展が原因と言われています。

歴史は繰り返すと言われるように、高値をつけにいってもおかしくないと判断できたはずです。紙幣の輪転機は回り続け、通貨価値は下落していくのは常ですから、同じ値段を長期に渡り維持し続けるほうが異常ともいえます。

そして結果、資源は大幅に高騰しました。これはいつ起こるかは分りませんでしたが、いつかは起こるというのは、分りきっていました





サインその4


通常他国と比較する時に、通貨のレートを比較しますが、通貨の番人である中央銀行がしっかりしている先進国と政治家が印刷マネーを好き放題流用できる野放図な途上国では、通貨レートが変化しないほうがおかしいのですが、この10年では変化しないどころか、先進国通貨の下落が起こっていました。

(印刷マネーを好き放題使える途上国は、通常インフレが常に加速する)


下落するドル、円、ユーロ。先陣を切って下落しているドルですが、他国と比較すると円はおろかユーロですら、他国の通貨より下落しているのが分ります。先進国の優位性は、我々が気がつかない10年のうちに急速に失われていたようです。


中国元、ブラジルのレアル。これらの通貨は切りあがる事が話題に取り上げられますが、通貨レートを先進国の通貨と同じだけ維持するだけで異常な事なのです。何故ならば、年率15%くらいの速度で紙幣が複利で増え続けているからです。

何故途上国通貨は暴落しないのか?という謎は、途上国が恐ろしい勢いで経済発展をしていたという裏づけに他ならないのだと思います。




サインその5


ジムロジャース、マークファーバー博士の資源高発言。資源は値上がりするといい続けていました。見事に的中です。

ただし最近のジムロジャースはどうも仕手本尊の香りがするのは私だけでしょうか?






実際に資源高を予想し、行動できたのか?


答え、微妙にYES。石油株、石炭株を保有しておりました。見込み違いは、石油価格ばかりが上昇し、石油株の上昇があまり見られなかった事。

また資源価格が上昇する事に絶対的な自信は全くありませんでした。ましてやここまで上昇するとは思っても見ませんでした。50$まで行けばいいところだろうと最初の頃は思っていました。








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