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初めての方は、富を得る3つの原則をお読みになると良いでしょう

真の問題はGDP発生の構造にある

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資源の枯渇、低迷する経済、1000年に一度の大発明と言われるインターネット革命の経済的失敗。需要喚起策の数々の失敗。

買い替えエコ商品の胡散臭さ。不況下の戦争。


過去と比べすさまじく生産効率が上がっているはずなのに、何故に8時間とか12時間労働をする必要があるのか?



江戸時代と比べれば一日30分働けば十分に生活可能なはずである。当時の町人ですら、6時間程度しか働いていないのに。当然ながら大量生産技術など当時には存在しない。







全ては、売れた段階でしかマネーという富を発生させない。




100年間壊れない長持ちする、簡単に修理できる....こういった商品は、売上げを計上できない。長持ちする事が経済的富を生まない。



長持ちする製品は、便利で快適であるけれども交換可能な価値を生まない。


本当にエコな壊れない商品はマネーを生まない。新機能をつけて省エネ性能をうたい買い替え需要を発生させる。そうする事でGDPに数字がカウントされ、会社の売上げがあがり会社員に給与を払い配当が支払い可能となる。


我々のお金、給料、会社の売上げ。これらが発生するのは新製品や新しいサービスを提供した瞬間である。


過去に作った製品が収益や給料を発生させない。30年前に作られた快適な扇風機は、便利で人々を幸せにしているが、交換可能な価値を生まない構造がある。


30年前の電話機や扇風機、全く壊れるそぶりを見せない自転車や自動車。これらは投資家に配当をもたらさない。


壊れない頑健な製品が、交換可能な価値を生まないのである。100年間割れない食器を作っても、そのメーカーは商品を売った時点でしか報われない。売上げは一度計上したらおしまいである。



このGDPを無理やりカウントさせる事で、富の再配分は進むわけだし、交換可能な価値が生まれているのである。




しかしこれには副作用がある。お店にはいつも新しい商品で溢れているわけだから、常に新しい商品を作り続ける必要がある。

いつも激しい陳腐化が起こっているので、常に新しい物作りに取り組まなければならない。労働者はいつも忙しい。


スクラップアンドビルドが基本だから、資源を非常に浪費する。



新規に売れた瞬間しかGDPや売上げや儲けは発生しないので、社会のリソースは常に一杯一杯になりがち。


資源や労働力などのさまざまな制約条件でGDPの上限はおおよそ決まってしまう。



「金は天下のまわりもの」とは言うものの、制約条件があるものを浪費すればそれは社会的な害悪となる。



例えば、


「趣味でボーナスありったけのお金を使い、ガソリンを山ほど燃やしてみる」というのは、社会のリソースの無駄遣いである。限りある制約のある資源を燃やしてしまうのだ。


ただしネットでシェアウェアのソフトウェアを沢山買って浪費するというのは、社会のリソースを無駄にしていないのでそれほど悪い行為ではない。


極端な事例を出したが、制約のある資源を回転させる事と、制約のない資源を回転させる事は「金は天下のまわりもの」の一言では済ませられない問題だ。


世の中には金を使って

まわして良い回転と悪い回転がある


という事だ。







不景気になると、戦争をしようと言う声も出てくる。GDPは発生した段階で計上されるという点でそれは正しい。町に火をつけて燃やしてしまえば、建材は売れ住宅も売れ、雇用は増える。一時的に景気は良くなる。



でもそれって馬鹿げてないだろうか?




本当に丈夫な物や便利で長持ちする製品を作る事によって、企業や労働者、投資家が報われる仕組みがなければならない。しかし今現在の仕組みではそのインセンティブは働いていない。真っ当な物作りやサービスを提供してもマネーにはならない。


経済上カウントされないのである。





変化ばかりを引き起こし、設備投資は減価償却で消えていく。アメリカでは1960年代から一般庶民の生活水準はほとんど変わっていないという話も聞く。日本でもここ20年変わっていない。

変わったのは製品の質だけである。商品の質は明らかに向上した。人々は便利になったが、肝心の交換可能なマネーの総量は僅かしか増えていない。


労働時間もなかなか減らないし、貧困もなかなか解消されない。


当然である。次から次へと陳腐化を引き起こし、回転しているだけなんだから。


日本でまだまだ食べられる食料が沢山捨てられている事が話題になったが、事は食料だけではない。車、自動車、冷蔵庫、日用品、書籍、企業の舞台裏である膨大な生産設備。全てまだまだ使えるのに捨てられている。何故なら交換可能なマネーという価値を生まないからである。



今年の冷蔵庫は去年の冷蔵庫より優秀になる。しかし購入可能な冷蔵庫の数は変わっていないのである。購入してしまった冷蔵庫は、経済の世界では価値がなくなる。もちろん中古屋に売れば二束三文になるだろう。しかし大半の中古品は、経済上の交換可能な価値を生み出していないのである。

メーカーは古い冷蔵庫から毎年収益を得られない。従業員も古い冷蔵庫から給料を得られない。投資家も古い冷蔵庫から配当を受け取れない。


物が新しく売れた段階でしか利益を生まないという構造こそが先進国の経済成長率を低下させているのではないかと思うのだ。日本の経済成長も設備投資に比例して、減価償却費が上昇するにつれ低下していった。


それなのに、新しい技術とかグリーンニューディールといった期待の声が聞こえてくる。おそらくこれらは変化を引き起こし、人々を幸せにするだろう。

しかしみんな忘れてしまっているようである。IT革命は本当に実現したのに先進国の経済的成長がほとんど見られなかったという重い事実を。

昨今のサブプライム問題も結局は全てが繋がっている。グリーンスパンはIT革命が経済を成長させ、土地バブルを解決させると思っていた。しかし現実には経済はたいして成長しなかった。


ヤフーが成長するかたわらテレビ局と新聞社は収益低下と赤字に苦しんでいる。


結局先進国の発展の制約になっているのは、原価償却費にあると思うのである。そして新しい物しか経済上の数字としてカウントできない仕組みに構造的欠陥があるのだと思うのである。





ご注意!

ここまで読んで頂いた方に誤解してもらっては困るのですが、経済の仕組みには懐疑的でも株式投資には極めて強気のスタンスをとっております。

悲観論とは正反対の強気を持っております。








投資で勝つ為の原理原則は極めて単純です。このコラムには、私が10年かけて掴んだ情報が詰まっています。投資の本質を掴む事で、貴方の貴重な時間を節約し、投資パフォーマンスを大きくする為に情報に投資してみませんか?

10年後の将来の為に行動してみませんか?短期的視点を捨て去り、長期的視点に立つ事こそラットレースを抜け出す道です。







CSの人間の戦場という番組を見て

2009/3/16

TVの雑感「人間の戦場」


ユダヤ人の特集がやっていました。


不思議の国の経典の民は、遥か昔から迫害されていて今現在はパレスチナと不毛な争いを続けているというような内容なのですが

2つほど関心する内容がありました。



ユダヤ人は、何故経済的成功者が多いのか?歴史家の解説によればユダヤ人は「助け合いと私欲の為の仕組みが非常に上手く整備されている」というような事を解説しておられました。


ユダヤ教を基点としたネットワークを使いこなすのは、かなりのアドバンテージとなるのでしょう。ウォーレン・バフェットもユダヤ人であるベンジャミン・グレアムの下で働き、ファンドを立ち上げる際にはユダヤの強固なネットワークを利用したのは想像に難くありません。

ロスチャイルド家にも毛利元就のような「3本の矢」ならぬ「5本の矢」の家訓があるのだそうです。


強力な相互扶助する体制、優秀な人物にお金を投じるシステムこれらは、ユダヤ人から見習う必要がありそうです。




一大金融帝国を築きあげたロスチュイルドも、世界中に散らばるユダヤ人の情報ネットワークを利用したそうです。ナポレオンの敗北の一報をいち早く聞きつけ、イギリスの国債のバーゲンハンティングが出来たのも、ユダヤ人が世界中に散らばっていたからこそできた芸当です。





ユダヤ人のもう一つの成功の要因は、村社会からの孤立というのが挙げられると思います。周りは全員キリスト教徒であり、金貸しを行う事は出来なかった。しかし部外者のユダヤ教徒は、キリスト教の戒律に縛られず絶大なる参入障壁を存分に使って大儲け。


これってかつての日本社会とかぶるところが多いように思います。日本の昔は、情にあつく村社会で監視の目が厳しかった。パチンコ屋の経営や金貸しを行うような非人間的行為は、狭い村社会の人間関係を壊すリスクが大きかった。

しかし今や都市部では村社会は崩壊し、隣に誰が住んでいるのかも分からない状況。社会的信用や村社会の掟に縛られる構造もない。

よって参入障壁は大幅に低下。パチンコ屋も金貸しも多少のお金さえあれば比較的手軽に経営できるようになってしまった。村八分なんて言葉は、都市部の商売人には無縁。


ぼろ儲けできる時代は遥か昔に通り過ぎ、淘汰の時代へ。村社会の監視システムが崩壊した現在、ちょっと評判が悪くなるくらいのビジネスでは、参入障壁として十分に機能していなくなっているように思います。


サービス業の24時間営業やディスカウントセールなんてのも、村社会の掟破りの先行者利益そのものかもしれませんね。あまり一般的ではなかった昔でもやれば儲かる事はわかっていた。しかし商売人仲間の談合や掟によって、それらの行為は行えなかった。

そして今では何処でもやるようになって、ビジネス上の優位性とはならなくなりました。


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