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情報の取り扱い

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今回は、情報の取り扱いについて



結論をいきなり言う。情報を制する事が成功の秘訣であり、合理的で健全な態度で情報を手に入れれば富は約束されている。

そして情報を軽視する者は、貧しさから抜け出す方法は幸運以外にありえない。

それは何故か?



何も知らない者は、不当な程に罰を受ける世界だからである。そして情報を握る者には公平とは思えないほどの恩恵が与えられる世界だからである。

この事実は、当然の如く貴方にも適応される。


富を得る三つの法則
裁定取引を知らずして天国への門は開かれない」で述べたように、この世界は極めて非効率であり、不平等である。

需要と供給の歪み
つまり、非効率を発見し解消する事により、大きな富が約束される。






経験は最良の教師である。ただし授業料が高すぎる




トーマス・カーライル 1795〜1881年 英国の評論家・歴史家





ウェブサイトを昔からウォッチングしていて気づいた教訓がある。これは色々な所で何度も起こった面白い現象である。情報を持つ知識層は初め活発に公の場で論議するが、ある時を境に表に出なくなるのだ。


自らの情報の価値に気がつくのである。情報を発信しても見返りはなく、ただ持っていかれるだけである。公開された情報はたちどころに普及し情報発信者の優位性は消滅してしまう。その馬鹿馬鹿しさにネットでの情報発信を辞めてしまうのだ。


タチの悪い事に、情報を受け取った本人は自覚なくして、それを自分の閃きと勘違いしてしまう傾向にある。えてして人はそういうものだ。なぜなら少なくとも私はそうだから。そして瞬く間に情報の希少性は失われてしまうのだ。


だから最良の戦略は


情報は出し惜しみするのが一番



という事になる。しかしそうなれば情報の交流は無くなるし、情報をアウトプットして考えをまとめることもできなくなる。そこで知識層がどういう行動をとっているかウォッチングしていると、一部の者達との限られた交流をとっているのである。この非オープンな交流で情報をやり取りしあうわけだ。

情報交換を前提とした一種の取引である。また別のものは、見返りがなければ情報は売ってしまえ!という結論にたどり着く。





情報の価値



はっきり言おう
富裕層と一般人との決定的な違いの一つとして、情報に対する価値を認めるかどうかにある。量ではなく質である。





ヒトラー政権下、多くの善良なユダヤ人達は収容所で命を落とした
多くの人々は、そのおかれた環境が、危険な状況と理解していなかった
しかしユダヤ人知識層や金持ち達は、暗雲をいち早く察知し、海外に亡命し命を取り留めた


アルベルト・アインシュタイン 物理学者 1879年〜 1955
ユダヤ人のアインシュタインも、いち早く暗雲を察知し亡命した一人だ


ネイサン・マイヤー・ロスチャイルド 銀行家 1776年〜1836年
ナポレオン率いるフランス軍とイギリス軍の衝突。ワーテルローの戦いで「イギリス軍勝利」との情報を掴んだ
そして彼は、悲壮感に包まれたイギリスの社債を、バリューな価格で買占め巨万の富を得た


ウォーレン・バフェット 投資家 1930年生まれ 現在75歳
証券分析の祖ベンジャミン・グレアムから「価値より安く買え」という教えを学び、推定5兆円という巨万の富を築く



貴方は文字数にして10文字20文字という情報が、生死を判断したり億の金を生むというのをご存知であっただろうか?


情報とは量ではなく、質なのだ。


この基本原理を分かっていない人は大きな重荷を背負ってレースにたつ事になる。この事実を目の前にして貴方はどう思われただろうか?情報の取り扱い方一つで我々の人生は左右されてしまうのである。

これは衝撃の事実といって良い。



2003年に私は全財産を注ぎ込んで株を買ってそれなりに儲けた。周りの人たちはその異常な株安という状況を理解していなかった。


彼らには株を買って儲けるという認識と現実がなかった。そして普段からの備えがなかった為に、みすみす道端に落ちているお金に気がつかなかったのだ。彼らは情報の有益さという視点がまったく欠けていた。つまり数百万円〜数億円を儲けそこなったわけである。

なぜ株は買いなのか?そもそも株は儲かるものなのか?という認識を持っていないといざチャンスが来た時に波に乗れない。普段からの情報収集を怠り、経験不足からのツケである。

客観的には道端にお金は転がっている。しかし認識としてその現実を受け止めることができない。結果として世の中には金は落ちていないという事になる。



その結果、「この世に美味しい儲け話などない」という言葉になるわけである。




貴方の周りには金の木が実っている。しかしそれを見る事はできない。
仮に誰かから、良い投資先を教えてもらったとしてもイカサマの情報と疑い、見送ってしまう。

いよいよ間違いなく儲かると思って相場に参入した時。バブルが崩壊して大切な財産は紙切れになってしまう。これが情報を軽視する人達の縮図であり、何千年も延々と繰り返されてきた人類の歴史でもある。

株式市場が存在する前から人々は様々なブームに投資し、人生を翻弄されてきたのである。



以下友人の投資家から貰ったメールを許可を頂いたので掲載する


そういえば、話が変わりますが、○○さんと華僑の話をしてて、その後華僑のことを偶然ある本で読みました。で、同じ内容を○○さんに送っているのですが、木下さんにも送りますね。(こういう情報は好きだと思うので)

情報に対して並々ならぬ意識を持っており、有益な情報提供者に徹底してお金を支払うそうですね。
要するに、give and takeの関係を徹底させ、継続的に良質な情報を得る環境を整える努力をし、かつ情報の大切さを知り、情報を買うことを躊躇しないという姿勢なのでしょうね。

日本人みたいな情報に対する甘い姿勢ではないということです。


情報の価値がおわかり頂けたであろうか?

「情報にはとてつもない価値がある」というこの情報自体が、とてつもなく価値があるのである。情報に対して出し惜しみはしてはいけないのだ。

情報は交換を前提としているという認識を持っていない人が多くいる、この態度は改めたほうが良い

もちろん詐欺のような情報などにもなんでもかんでも飛びついてはただのカモだ。しかし、ある程度は騙されていいと腹をくくって情報に投資したほうが、結果として成功に繋がる。





本の問題点


本は安い。極めて安い。効率的に情報を入手するには、最も良い道具であるのは間違いない。

しかし致命的な欠陥がある。それは

「本は安すぎる」


という事だ。本当に有益な情報は数百万円どころの収益ではすまない。数億、数十億という収益をもたらす。それを1,000円程度の本にして書くというのは、構造上致命的な弱点を持っている。書き手としては、情報を出し惜しみしたいと思いがちである。金になる情報ほどこの傾向は顕著に現れる。

だからといってよい本は無い。とはいっていない。良書は探せば見つかる。問題点はここからだ。

人に有益な情報を教えるという事は、ライバルを増やすという事だ。従って儲けてる奴らほど、本当にキャッシュを有む良質の本は、公開しようとしない。そんな本の存在を知られたくないからだ。

しかし誰もいい本を、教えてくれないわけではない。探せば必ず見つかる。


我々は、誰が良質の情報を提供してくれるか、真剣に考える必要がある

投資先を選ぶ以上に神経を使う必要がある。投資の結果はどこから学んだかで、極めて大きく左右される。




金は捨てる覚悟で投資する



たとえば私は普段からユニクロを愛用し、カローラを乗り回し世間一般からは節約家に見えるだろう。しかし情報を得る為には「値段に躊躇せず買う」というルールを自分で作っている。

たとえ数万円の本でも平気で買う。読書した数と成功はある程度は比例するし、力量のあるサイトオーナーのコラムは多少金を出しても読むというスタンスだ。

9割型の情報はゴミである。しかし残った1割の情報に宝がある。それだけで十分に得る所が大きい。


はっきり言おう
数十万円〜数百万円程度は捨てる覚悟で投資するべきだ。

情報とは金の源であり、力である。無駄遣いはダメだ。しかし投資になる金遣いならどんどん使うべきだ。「昔から生きた金を使いなさい」というではないか。



最も大事なのは、安く買うことではない。
情報投資の本質は、価値ある情報をいかに効率よく入手するかにある


投資の世界は数千円や数万円を節約したとか、そんな世界ではないのだ!正しければ億の金を当然の如く手に入れ、間違っていれば全てを失う。そんな世界なのだ。そんな世界でお金をケチって何になるのだろうか?




0円?


1000円?


1万円?


10万円?


図書館を使えばタダ?



情報の値段なんてどうでもいいのである!良い情報かどうか!?それが全てである!勝つ為には本気で良質の情報を探さなければならない。繰り返す。



無料か有料かそんな事はどうでもいい事だ





ここは、おとぎ話が現実に繰り広げられるとんでもない世界なのだ。何故ならば市場とは資本主義の根幹だからである。巨額の金が動いても当然であろう。その資本主義の中枢に飛び込んだ貴方が巨額の金を掴んだ所で何の不思議もない。

そして間違った投資をして、有り金を全部持っていかれても何の不思議もない。





パレートの法則(富の集中の法則)


情報はパレートの法則(富の集中の法則)のように大多数の80%の人は20%の情報しかもっていない。しかし残りの20%の人は80%の情報を持っているという方式が概ね当てはまる




上の図から分かる、最善の戦略


ここでのとるべく戦略はお分かりだろうか?少数派である20%の人々を徹底してウォッチし、大切にしていくという事である。80%に迎合しては投資として失格だ。

もちろん人生は金だけが全てではない。そして80%の人々も他の分野では、20%の有力少数派に属する場合が多々ある。おそらく貴方もそんな一人であろう。人にはそれぞれ得意分野がある。そしてそこには、とんでもない差がある。

富の分野における、価値ある情報は20%のまたごく少数の一部の人々から配信され、劣化されたコピーとして下々に流れていく。

情報の核である20%の少数派を徹底してウォッチし、書籍を買い機会があればセミナーも受けてみる。徹底的にマークする。それが情報を扱う秘訣だ。






情報を軽視する者に告ぐ


富の分野に限った話ではあるが・・・・・・・

情報の価値を知り良質の情報を持つ者こそ無料での情報発信を止める。



見返りがなにもないからだ。お人よしに期待してはいけない。
富に関わる分野では、優秀な人ほど利害で動く。




情報を買う事に躊躇しないという事の優位性を説明しよう。


ライバル達は有料で売られている情報を手に入れることに戸惑っている時。あなたはすんなりとそれを手に入れ実行できてしまう事にある。


ライバル達は必死にその情報を無料で探し出し見つける事もある。しかしその時には長い時間を失っている。その時あなたは既に次の目標に狙いを定めそれを実行しているだろう。

やらなくても良い事をやらないという利点は物凄く大きい。情報を買うという事は情報の80%を握る一部の人たちの頭脳に容易にアクセスできるようになる。


価格に躊躇しないというスタンスは、極めて効率的に良質の情報を入手する「装置」を手に入れるという事である。




しかもそれは一般に非公開であり、情報の売り手は自分の持てる情報を全力で書き上げるという性質を持っている。情報を売るからには、本気にならざるを得ないのである。



この「装置」を持つ者と持たざる者の差は圧倒的な差となる。長期的には超えられない壁となる。



情報を無料で手に入れたければ、それだけの価値ある情報を持つ人物にならなければならない。

そうすれば優秀な人達との交流が生まれるから金は払わなくても良い。もう一度繰り返す、情報は交換を前提としている。
ただで手に入れようという舐めた姿勢は高くつく



パレートの法則(富の集中の法則)についてよく考えるといい。彼ら富裕層は富を得る質の高い情報を大衆より多く知っているからこそ富を手にいれているのだ。表面上の煌(きら)びやかさに騙されてはいけない。


ユダヤ人に見習うが良い。彼らは富の本質が情報だと熟知している


そうすれば表面上の煌びやかさなど思うがままである。









巨大な情報集約装置を作り上げたハリウッド産業。
そのシステムはユダヤの頂点を極めた芸術作品といえる。




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